AIチャットボット・社内問い合わせ対応システム構築

A 全業種

システム・アプリ開発

“質問が止まると業務が止まる”を解消。24時間いつでも正確に答える、社内の一次窓口をデジタル化。

勤怠・経費・稟議・ITアカウント・備品・就業規則・セキュリティ・人事手続き——社内には毎日似た質問が繰り返し届き、担当部署の負荷が蓄積します。情報はあるのに見つけにくい、ルールはあるのに人に聞かないとわからない。

ProdX Crowdは、この“社内Q&A渋滞”を解消するAIチャットボットと問い合わせ対応システムを構築し、平均応答時間の短縮、担当者の稼働削減、回答品質の平準化を同時に実現します。単なるFAQ検索ではなく、社内文書・手順書・申請フロー・最新アナウンスを横断的に参照して回答を生成し、必要に応じて有人対応へのエスカレーションまでを一気通貫で設計します。

 

ProdX Crowdの特徴

① “社内ならでは”の用語と文書に合わせた回答最適化

一般的な生成AIに任せず、社内規程・手順・申請様式・ナレッジ記事・過去問い合わせを学習素材として組み込み、自社固有の言い回し・略語・部門ルールに対応する回答を設計します。回答は常に根拠ドキュメントの出典リンク付きで提示し、利用者が一次情報に素早くアクセスできるようにします。

 

② 回答の“正しさ”と“最新性”を担保する運用ルール

承認済み文書だけを回答源にするフィルタ改定時の自動再学習トリガー、回答の使用停止(クイックブロック)など、ガバナンスを崩さない枠組みを標準化。「誰が・いつ・どの根拠で」回答したかの履歴を保持し、監査にも備えます。

 

③ 問い合わせを“案件化”して可視化、ボトルネックを特定

ボットで解決しきれない質問は担当部署のキューへ自動起票カテゴリー、優先度、SLA、担当者、期限を一元管理し、未解決・オーバーSLAをダッシュボードで見える化。よくある質問はそのままFAQ化して再発を抑えます。

 

④ 導入して終わらせない、定着と改善の仕組み

利用数・解決率・再質問率・エスカレーション率をモニタリングし、“解けない理由”の分解(情報がない/見つからない/表現が難しい)からナレッジ整備へつなげます。月次でコーパスの棚卸しを行い、回答品質を継続的に引き上げます。

 

⑤ 現場が使いやすいUIとエスカレーション動線

Teams/Slack/社内ポータルなど既存の導線に自然に組み込み「聞きたい瞬間にその場で聞ける」体験を重視。ボット回答に“足りない”ボタンを備え、ワンクリックで有人チケット化+会話ログ引き継ぎまでつなげます。

 

内容(支援範囲)

① 既存ナレッジ・規程の棚卸しと回答コーパス設計

部門別の規程、手順書、申請フォーム、社内ニュース、ヘルプ記事、過去の問い合わせログを収集し、重複・矛盾・旧版を整理します。質問の発生源(入社・異動・繁忙期・制度改定)を軸にカテゴリを再定義し、“質問の聞かれ方”に合わせた見出し・同義語辞書を整備します。

 

② 回答生成ロジックのチューニングと根拠提示

「要点だけ」「手順を詳しく」「根拠が見たい」など回答テンプレートを複数用意し、質問意図に応じた粒度で返答。各回答には最新版ドキュメントの該当箇所へのリンクを添付し、誤読を防ぎます。禁止ワード・誤誘導抑止ルールも設定し、回答品質の下限を担保します。

 

③ 承認・公開ワークフローと改定トリガー

新しいFAQや更新案内はドラフト→レビュー→承認→公開を標準フロー化。文書の改定日に自動アラート、重要度に応じて既読確認を実施し、未読者の再通知まで自動化。回答学習範囲は承認済みのみに限定します。

 

④ チケット化・SLA管理・エスカレーション設計

解決しない質問は担当部門の受け皿へ自動起票し、SLA(初動・解決目標)を付与。期限超過は部門長へ通知し、再発防止のための恒久FAQ化をタスク化します。優先度ルール(業務停止・セキュリティ・外部締切)を明文化して混乱を防ぎます。

 

⑤ 導線統合(Teams/Slack/社内ポータル)とシングルサインオン

ユーザーは普段使っているチャットやポータルからそのまま質問できるようにし、認証は既存アカウントで統一(SSO)モバイル最適化により、外出先・現場からも同等の体験で問い合わせできます。

 

⑥ 効果測定ダッシュボードと月次改善サイクル

解決率、一次解決割合、再質問率、平均応答時間、起票件数、カテゴリ別ボリューム、未整備ナレッジの穴を可視化。数値に基づき整備すべき上位10トピックを毎月提示し、“聞かれる前に整える”運用に移行します。

 

進め方

現状診断・要件定義

問い合わせ経路、よくある質問、回答所要時間、対応体制、参照文書の所在を洗い出し、対象領域と優先度を決定します。

 

ナレッジ整備・回答設計

文書の棚卸しと標準化、同義語・言い換え・禁止表現の辞書化、回答テンプレートの設計を実施します。

 

プロトタイプ・ユーザーテスト

実データで試験回答→ユーザ評価→改善の短サイクルを回し、誤答・曖昧回答の原因を除去します。

 

本番導入(チャネル連携・SSO・権限)

Teams/Slack/ポータルにボットを組み込み、承認・公開・チケット化の運用を開始します。

 

定着支援・月次改善

利用状況・解決率・未整備テーマをレポートし、ナレッジの追加・改定・ルール見直しを継続します。

 

よくあるご質問

Q1. 社内文書がバラバラで古いものも多いのですが、導入できますか?

はい。まず棚卸しとバージョン統一から着手します。承認済みだけを回答源に限定し、旧版はアーカイブ。改定時の自動再学習トリガーを設定して、常に最新情報を参照する仕組みにします。

 

Q2. 誤った回答が出ないか心配です。

回答根拠のリンク提示/禁止回答ルール/承認済みソース限定/人手レビューの経路を組み合わせ、誤誘導を抑止します。ユーザーのフィードバックボタンで即時修正依頼が上がるため、誤りは早期に是正されます。

 

Q3. どのチャネルからでも使えますか?

はい。Teams/Slack/社内ポータルへ組み込み、シングルサインオンで統一します。PC・スマホの双方で同じ体験を提供し、現場・本社・拠点どこからでも利用できます。

 

AIチャットボット・社内問い合わせ対応システム構築

対応業種
全業種(製造・小売・物流・飲食・建設・医療・介護・教育・IT・不動産・金融・自治体 など)
カテゴリ
AIチャットボット/社内問い合わせ対応/FAQ・ナレッジ基盤/チケット管理/SLA運用
対象サービス
ナレッジ棚卸し・回答設計・チャネル統合・承認/公開フロー・チケット運用・ダッシュボード・定着支援
メリット
応答時間短縮/担当稼働削減/回答品質の平準化/再質問率低下/問い合わせ可視化/ガバナンス強化

活用方法